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国内勤務伊藤 亮

インバウンド戦略部
誘致戦略グループ
外国語学部 ドイツ語学科卒業
2005年度入構

JNTOの組織だけに留まらず、
さまざまな機関・事務所と連携。
活動フィールドを広げ、誘客につなげる。

入社動機

「海外で日本文化を体験してもらうのではなく、海外の人たちに日本に実際に来てもらって、日本を体験し日本ファンになってもらいたい」これがJNTOへの入社動機です。このように考えるようになったきっかけは、大学時代のドイツ留学で「日本が遠い国」であることを痛感したことでした。
日本には、代々受け継がれてきた地域性の強い伝統工芸や祭りといった伝統文化に加え、アートや現代建築など新旧の多彩な魅力に溢れています。留学したベルリンにも日本食レストランがあったり、日本映画が映画館で上映されるなど、ドイツ人が日本文化も触れる機会はありました。しかしながら、実際にその場を訪れ、見聞きし、その土地の人と触れ合い、食を味わうことでもたらされる「旅」の影響力はとても大きなものだと、自身の留学経験から感じました。
私自身がドイツで暮らす中で新しいドイツの魅力を発見をしたり、人々の温かさを体感したように、間接的ではなく実際に日本に来てもらって、より深い日本の魅力に触れて日本のファンになってもらいたいと思い、JNTOを志望しました。

現在の仕事内容

主に2つの業務を担当しています。1つ目は、日本国内の他の公的機関との連携。2つ目は観光関連の国際機関の活用です。
日本ブランドの海外への更なる売り込み、訪日誘客を図るためには、JNTO単独の取り組みだけではなく、日本文化や日本食の輸出促進など様々な分野に強みを持つ他の公的機関と協力し相乗効果を発揮していくことが必要であり、海外事務所や海外プロモーション部とともに異なる機関との連携事業を進めています。具体的には、海外での日本語教育を促進している国際交流基金とともに共同で訪日教育旅行「日本語スタディツアー」を進め、世界9カ国36校500名の訪日を実現しました。
同時に国際機関との連携も担当しており、例えば国連世界観光機関(UNWTO)が世界各地で開催する観光関連の国際会議に参加し、世界の観光分野における日本のプレゼンス向上に繋げるためJNTOの活動を積極的に発信しています。

仕事の面白さと難しさ

現在、他機関との連携事業の一環で「日本のアート・デザイン・建築スポット99か所」を英語で紹介するブックレットとウェブサイトを制作するプロジェクトを進めています(1か所は日本に実際に来てあなたが見つけてください、という意味で100ではなく99としています)。
日本のアートシーンや現代建築に精通する外国人と共同で制作を進めており、コミュニケーションや仕事の進め方の違いといった難しさはありつつも、まさに学生時代にやりたかった仕事が10年を経て実現し、地道な仕事を続けることでチャンスにもつながると実感しました。新たな切り口で日本を紹介することで、これまで日本に関心のなかった層の興味関心を呼び起こし誘客につなげていきたいと考えています。

忘れられないエピソード

最も印象に残っているのは、ジャカルタ事務所の開設とインドネシア市場の開拓です。なかなか開設許可が下りず焦りが広がる中、東京本部や在インドネシア日本大使館と協力して事務所の開設にこぎ着けたこと、まさに飛び込み営業で現地旅行会社や旅行フェアを回り、旅行会社や航空会社、メディアとのネットワークを構築していったこと、帰任して1年経った今でも強烈に覚えています。訪日インドネシア人数も、事務所を開設した2013年の13万人から2016年は2倍超の27万人に急拡大しています。
今年度JNTOでは7か所の新規事務所開設を進めています。事務所開設は大きな苦労が伴いますが、新たな市場にチャレンジできるとてもやりがいのある仕事です。

これからの目標

海外事務所、東京本部勤務を5年ずつ経験した中堅職員として、JNTOの将来を支える人材になることです。訪日インバウンド4,000万人時代を見据え、JNTOは組織強化を図っている真最中です。JNTOでは私のような新卒採用の職員のほか、多くの中途採用者、国や地方自治体、観光関連の民間事業者からの出向者など多様なバックグラウンドを持った人材が集まるインバウンドの専門集団です。
インバウンドに注目が集まる中、JNTOへの期待値もこれまで以上に高まっており、それぞれが持つ強みを活かしつつ、全職員が同じ方向を向いて仕事をしていく必要があります。2015年4月に作られたJNTOの新たな経営理念を体現し、組織内外の関係者をサポートし「日本の魅力を、日本のチカラに。」につなげていくことができる職員を目指したいと思います。

これまでの経歴

  • 2005

    新卒で入構し、事業開発部調査統計グループ(現 インバウンド戦略部調査コンサルティンググループ)に配属。
    訪日外国人旅行者に対するアンケート調査や調査・統計関連の書籍発行に携わる。

  • 2008

    管理部(現経営管理部)に異動。
    JNTOの中期計画などの取りまとめ、広報、新卒採用を担当。

  • 2010

    シンガポール事務所へ赴任。
    シンガポール市場における訪日プロモーション、事務所の総務・経理を担当。

  • 2013

    ジャカルタ事務所の開設準備を担当(2013年9月開設)。
    その後、ジャカルタ事務所に赴任し、インドネシアにおける訪日プロモーション、事務所の総務・経理を担当。

  • 2015

    本部に帰任しインバウンド戦略部誘致戦略グループに配属。
    日本国内の他の公的機関や、国連世界観光機関(UNWTO)など国際機関との連携事業を担当。

私の「つながり」

私の「つながり」

私の頼れる上司マネージャーの鄭さん(右)と国際交流基金・日本語事業部の小島次長、佐々木さん、金子さん(左)です。国際交流基金、日本政府観光局の異なる2つの組織の強みを活かして実現した訪日教育旅行「日本語スタディツアー」は、日本ファン、将来の訪日リピーターの育成につながるとても意義深いプロジェクトです。

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