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2020年度新入職員からのメッセージ(松岡さん①)

カテゴリー:JNTO職員紹介

投稿日:2021年1月21日

作成者:JNTO採用担当者

みなさん、こんにちは!JNTO採用担当の高橋です。
今回は、地域連携部会員サービスグループの松岡さんからのメッセージをご紹介します。
JNTOを志望するに至った学生時代のお話や、就活中に工夫されていた具体的なポイントについてもお話しいただきました。是非ご覧ください!

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みなさん、こんにちは! 4月よりJNTOに入構しました地域連携部会員サービスグループの松岡尚と申します。入構1年目の私が伝えられることは何だろうと考えたとき、やはり記憶に新しい就活に関することだろうと思うので、今回は私がJNTOを志望した理由やその背景、また就活中に考えていたことについてお伝えしようと思います。少しでもみなさんの参考になるようなことがお伝えできれば、嬉しい限りです。

【志望理由】
そもそも私がインバウンド業界を志望していた理由は、観光産業が日本の国際競争力を高める鍵であると考えていたからです。現在、観光産業が急速に成長していることは、大都市や観光地に訪れる海外からの観光客の数を見れば実感できると思います。私はそこに強い将来性を感じ、より多くの方々に日本を訪れてほしいと思うようになりました。加えて、日本には外国人にとって魅力的なコンテンツがあふれています。例えば、和食や自然といった人口に膾炙しているものから、文化的・神秘的な体験といった地域に根差したものまで、多種多様な観光資源が存在しています。これらは他国にはない、日本の確固たる強みだと考えています。
この強みを最も効果的に発信するにはどうしたらよいだろうか、と考えたときにたどり着いたのが、JNTOの幅広いネットワークを活用することでした。JNTOはインバウンド業界唯一の独立行政法人であるため、国外は20を超える事務所、国内はあらゆる地方の自治体やDMO(Destination Management/Marketing Organization:観光地域づくり法人)と連携しています。こういった方々と協力してインバウンド市場を牽引していけば、日本のブランド力は着実に向上すると思います。こうして観光地としての日本を知り、実際に訪れてくださった方々に「もう一度行きたい」と思っていただければ、経済発展や地域活性化につながると考えています。

【志望するに至った背景】
自分がどのようにしてJNTOを志望するに至ったのかを考えてみると、その根底にあるのは、2011年に発生した東日本大震災だと思います。私は秋田県で生まれ育ち、震災が発生した時も県内の高校に通っていました。もちろん秋田県も大きな被害を受けたのですが、父の実家である仙台を訪れたときはさらに衝撃的で、津波で流されてきた漁船が道端に残っているような状況でした。そのときは、いったいこの状況をどうしたらいいのだろう、とただ呆気にとられていた記憶があります。
その後、私は大学に進学し、タイ語を専攻することになりました。これが私の第一のターニングポイントだったと感じています。当時タイ語を選択したことに深い理由はなく、ローマ字以外の文字が読めたらおもしろいだろうなという、純粋な興味による選択でした。加えて、タイは日本との物理的な距離だけでなく心理的な距離も比較的近いということも、その選択を後押ししました。実際に授業が始まると、タイ語だけでなくタイの文化等についても学ぶことになり、その食生活の豊かさや仏教と日常生活との密接な関係を知ることで、タイという国に対する関心は自分の中でさらに高まっていきました。
学部を卒業したのち、私は大学院に進学し、2年目にタイに留学することになりました。これが私の第二のターニングポイントでした。一緒に授業を受けていたメンバーのほとんどはタイ人で、日本人は一人もいないということもあってか、タイ語を5年間も勉強していたにもかかわらず、はじめのうちはまともに話すことすらできませんでした。非常に不甲斐ない思いをした一方で、母語でない言葉に囲まれながら生活をするということで、こんなにも不安な気持ちになるのだということを、私は強く思い知りました。そのような状況の中、あるとき日本の観光地が話題に上がりました。さすがに東京や大阪は知っているだろうと思っていましたが、他にも「上高地」「佐賀」といった地名も出てきて驚いた記憶があります。PRの重要性を認識したのは、そのときだったと思います。
そしてある日、バンコクで電車に乗っていると、車内広告で東北地方が観光地として紹介されているのを見かけました。東京や大阪といった大都市以外の地域にも海外から観光客を呼び込むことによって、その地域を活性化することができる。それに気づいたとき、私はそのアプローチで日本全体の未来に貢献していきたいと感じました。そしてその広告を掲載していたのが、JNTOでした。
「人生に無駄なことなどない」とはよく言われていることですが、どちらかといえば「意味のあることはどこに転がっているかわからない」というほうが個人的にはしっくりくる気がしています。ですから、ある時点でふと自分の人生を顧みてみることが、重要なのかもしれません。そうすればおのずと強く印象に残っていることが浮かび上がってきて、自分のやりたいことの輪郭がはっきりしてくるのだと思います。

(写真)バンコクの寺院ワット・パークナム。その壮麗さから日本人の間で大人気のスポット。

【就活中に気を付けていたこと】
身の上話が長くなってしまったので、これ以降は僭越ながら、就活中に気を付けていたこと、気を付けたほうがよいと思われることをいくつか挙げていきたいと思います。
まずいちばん気を付けていたことは、「話し手の目を見ること」です。当たり前のことかもしれませんが、やはり真摯に話を聞いている姿勢を見せることは、互いに意思疎通ができているという認識につながると思います。なお、「話し手」とは面接官だけでなく、同じ場で選考を受けている学生のことも指しています。選考中は自分が話さなければならないことで頭がいっぱいになりがちですが、他の人の話を聞いてみると、構成がまとまっていたり、内容が興味深かったりして、しばしば参考になることがあります(目を見られるような角度でないときは、少しだけ話し手のほうに顔を向けるようにしていました)。また、話を聞いている姿勢を見せることに関連して、相槌を打つことも意識していました。もちろん、軽くゆっくりうなずく程度でよいと思いますが、これも安心してコミュニケーションを行うための一つの方法だと思います。
続いて気を付けていたことは、「一文をできるだけ短くすること」です。「~して、~して…」のように文がいつまでも切れないと、だんだん自分でも何を言っているのかわからなくなってきますし、聞き手にも要領を得ない話だったという印象を与えてしまいます。したがって、「しかし」や「また」といったディスコースマーカーを効果的に用いることで、自分の話したい内容の中にいくつかチェックポイントを設定することができますし、聞き手も順を追って理解することができるようになると思います。なお、ディスコースマーカーを「効果的に」用いるとはどういうことかというと、同じものを何度も用いないということです。たまに「それにあたって」や「そのために」といった表現を用いると、前後の文のつながりがよりはっきりしてきます。
ちなみに面接だけでなく、グループディスカッションの際にも以上の2点と同じことが言えると思います。加えて言うとすれば、「一旦相手の話を聞き入れる」ということです。もちろんその場にいる学生はそれぞれ違う人間ですから、同じ視点でも異なる意見を持つ人もいるでしょうし、そもそも異なる視点を持つ人もいます。緊張のあまり、的外れだと思われることを言う人もいるでしょう。しかし重要なのは、「自分も的外れな意見を持っている可能性が十分ある」という認識です。したがって、相手の意見や視点を真っ向から否定するのではなく、「その意見/視点はおもしろいと思う。そしたら、こういう意見/視点はどうかな」というように、相手の話を受けて自分の考えを提案してみると、より建設的なディスカッションができるのではないかと思います。
加えて小論文を書く際に気を付けたことは、「落ち着いて構成を考えること」です。おそらく周りからペンを紙にこすりつける音が聞こえてきてかなり焦ると思いますが、それにつられて見切り発車で書き始めないようにしたほうがよいと思います。月並みではありますが、序論・本論・結論の構成を守り、本論の中でいくつかの要素について記述すれば、大きな問題はないはずです。
最後に、ここまでいろいろと書いてきましたが、結局は「自分のスタイルを確立すること」が重要だったと感じています。周りの人からさまざまなアドバイスをもらったり、本やニュースといったメディアに多種多様な情報が書かれていたりと、困惑することも多いと思います。そんなときは、自分が日常から心がけていることだけは必ず実践しようと心に決め、もらったアドバイス等はできれば反映する、くらいの心持ちでいたほうがよいと思います。私は「人の話に耳を傾ける」ことだけは必ずしようと常々考えていました。そういった自分の心がけを、見つめ直してみてはいかがでしょうか。

大変長くなりましたが、ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。みなさんの就活が納得のいく結果になるよう、心から応援しています!

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